王様のレストラン まずい食材はない、まずい料理があるだけだ

「王様のレストラン」というドラマをご存知でしょうか。

20年以上前の1995年にフジテレビで制作され、三谷幸喜が脚本を手がけた名作です。

三谷氏はこのドラマの成功により、次に「古畑任三郎」レギュラーシーズン化を勝ち取り、売れっ子の階段を駆け上がっていくことになります。

1軒のフレンチレストラン以外、ほぼ画面に映らない

小劇場舞台のような設定にも関わらず、全く飽きさせることなく、笑いあり、シリアスありで、これほど楽しませてくれるテレビドラマにはなかなか巡り合えません。

私はこのドラマを観て、高級フランス料理店では役職が明確に分かれていること、キッチンは戦場になること、店を動かすのは歴史ではなく現場の人間であるということを学びました。

このドラマには脇役がいない

まず、キャストが凄い。

九代目松本幸四郎の存在感と人間味、西村雅彦の徹底したダメ男ぶり、筒井道隆の青い純心、山口智子が時おり見せる乙女さ、そして愛人役でまだ20代の鈴木京香の美しいことといったら

他もそれぞれ脇役ではなく、自在に個性を発揮しています。

そして特筆すべきなのは、主役級の素晴らしい音楽。若い人でも必ず聞いたことのあるテーマ曲から始まる名曲の数々は服部隆之によるもの。後に大河ドラマでも三谷氏とタッグを組んでいます。

エンディング曲は無名時代の平井堅のデビュー曲。
バラードバージョンのライブ動画があって、これまた素晴らしい。
(YOUTUBE:Precious Junk 平井堅 @2000年)

ワイン好きにはたまらない実在の銘柄も

DRC モンラッシェ、シャンベルタン、シャトー ラトゥール、オー ブリオン、そしてロマネ コンティ。

生真面目なソムリエが活躍する回もあって、フランス料理におけるワインの重要性が表現されています。

これぞエスプリ、人生についての薀蓄

この記事タイトル「まずい食材はない、まずい料理があるだけだ」とは、ミシェル・サラゲッタ氏なる架空のフランス人シェフが毎度添える格言(のようなもの)です。

「人生で起きることは、すべて、皿の上でも起こる」というのが、劇のテーマとなっています。

他にも私の好きな格言やセリフは、

🍷「最高のシェフは、恋をしたシェフである」

🍷「男が夢の話をする時って、口説いてるんじゃないの?」
(理想について語る男に、女が可愛く指摘する場面。コレ使えます)

🍷「偉大なシェフが、偉大なオーナーになるとは限りません」

🍷「私は先輩のギャルソンに、お客様は王様だ、と教わりました。
そして、王様の中には首をはねられた奴も大勢いる、と」

DVD-BOXの特典コメンタリーが面白い

数年前に購入したDVD-BOXが手元にあるので、いつでも観れるのは嬉しい限りです。

このDVDは特典がまた面白い。

副音声で聞くと、三谷氏と出演者達が思い出話やマル秘話を繰り広げながらゲラゲラ笑っています。

気がつくと2015年にはブルーレイBOXも出ているとか。ファン垂涎のコレクションですね。

王様のレストラン DVD-BOXは、リリース以来10年以上も価格が高止まりしたままなので、安くお求めになるなら中古が良いかも。

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