シャトー ヴァランドローに宿泊。素晴らしかった。

≫This article has English ver.

ワイン好きなら「いつかボルドーのシャトーに宿泊したい」と思うものです。

実は、あのChateau Valandraud<シャトー ヴァランドロー>は「誰でも泊まることができる」んです。

シャトー ヴァランドローとは

ボルドー地方サン-テミリオンにある新しいシャトー。少量生産にたいして高評価による大幅な需要増がおこり、短期間で価格が高騰してプレミアムワインの仲間入りをしたことから「シンデレラワイン」の一つと呼ばれます。前例にシャトー ル パンがあります。

ヴァランドローがワイン界の話題となったのは、ワイン評論家R.パーカーの評価がきっかけです。

1993年ヴィンテージにその年のボルドーの中で最高点を付け、「このヴィンテージの大傑作で、これほどのワインをつくることが出来ようとは信じられない」と絶賛しました。

すぐにお金持ちのワインコレクターが世界中を探しまわる希少ワインとなり、ヴィンテージに恵まれた1995年はプリムール(先物買い)の段階から5大シャトーの倍の価格で取引されました

ちょうど世界的なワインブームだったこともあり、一時は15万円でも入手困難な状態になりました。

その後、シャトー誕生からたった21年でサン-テミリオン第一特別級B(14シャトーのみ)に格付けされました。伝統を重んじるボルドーにおいて、極めて例外的な成功を収めたのです。

世界最高のメルロの一つですね。今は生産量も増え、価格も落ち着いています。

2010年代のヴィンテージなら楽天で2万円ほどで買えるショップ在庫を見つけました。

ヴァランドローの宿泊予約と価格

ヴァランドローは以前から大好きなワインでしたので「B&B(宿泊と朝食を提供するホテル・施設)を持っている」と聞いたときは、「これは行かなければ!」とプランを立てはじめました。

調べてみると、元々はワイナリーに訪れるVIPが泊まるゲストハウスを一般向けに開放したようです。

早速「Expedia」や「Hotels.com」で予約しようと探したのですが無い。今のところBooking.com<ブッキング ドットコム>だけで受け付けているらしい。

見ると、全部屋数が5室くらいしかない。どうも全部屋の宿泊管理をBooking.comでしているのではないでしょうか。

約16,000円~の部屋はすでに埋まっていたので、取り急ぎ空いていた一番広いバルコニー付きの約29,000円の部屋を予約しました。

3人泊まれる部屋なので、人数で割るとリーズナブルだと思い、同じ時期にボルドー旅行を計画していた友人達に声をかけてみたら、

「え? ヴァランドロー? そりゃ泊まりたい!」とすぐに集まりました。

ワイン好きには最高のロケーション

シャトーというとお城や貴族の館というイメージがあるかもしれませんが、ボルドーでは家族でワイン造りをしている小さな醸造所も皆シャトーです。

特にヴァランドローは新しい生産者で、「ガレージワイン」とも言われる小規模シャトーです。(本当にトラックガレージみたいな倉庫が醸造所になっています)

今回は5月だったので、収穫期のような葡萄の果実は実っていませんが、見渡すかぎり葡萄畑の風景は壮観でとても美しいです。

バルコニーからの朝の眺めが素晴らしかったので、思わず動画を撮りました。(38秒/4MBサイズの小さな動画です)

でも実際に眼で見るスケール感は、とても動画では伝わらないので、ぜひ現地でお楽しみください。

葡萄畑の景色だけで感動できるのが、ワイン好きの特権です(笑)。

↑共用リビング。この公式画像だととても広く見えますが、ソファーの席数を見る通りこじんまりしています。

庭にプールがあるのですが、季節やメンテナンス時期によっては閉まっていますので、要確認です。

朝食はアメリカン ブレックファースト

目玉焼きを焼いてくれます。パンやチーズもたっぷり。

天気が良いと、この記事のトップ画像のようにテラスで食べるという贅沢もできます。

夕食付きプランは無いので、外のレストランに出かけるか、共有キッチンで自炊もできます。

おでかけしてサン-テミリオンのワインレストランに行くなら、オススメはChateau la Dominique<シャトー ラ ドミニク>が経営するLa Terrace Rouge<ラ テラス ルージュです。(後日、別記事書きます)

ワイナリー見学ツアーにも参加しました

ヴァランドローのツアーガイドさんが案内してくれます。

サンテミリオン市街地にある直営ショップにも連れて行ってくれるのでワインも買えます。

もちろん、ヴァランドローもテイスティング。格付け昇格前のヴィンテージ2011年を。もちろん美味しい。2016年時点ではまだ若さがあって、できれば2020年以降に開けたい。

※ワイナリーツアーは要予約。宿泊者はワイナリー見学ツアー参加の権利がありますが、ツアー開催日時と宿泊日が合わないことがあるので、事前に確認して申し込む必要があります。

他のワイナリー巡りツアー客がやってきて一緒に見学することもあります。

今回は宿泊担当とツアー担当は違う人で、個別にやりとりしました。

アクセスには車が必要

ヴァランドローはサン-テミリオン市街地から離れた畑の中にあるため、移動に車が必要です。

行きはLibourne<リブルヌ駅>からタクシーで行くか、市街地のOffice de Tourisme<ツーリスト インフォメーション>でタクシーの場所や呼び方を教えてもらいましょう。

私は、行きは「VELTRA」(日本語で現地オプションツアーが申し込めるサイト)で見つけた「ボルドー発のサン-テミリオンのワイナリーツアー」に参加し、事前に途中離脱をお願いしてヴァランドローまで送ってもらいました。

帰りにヴァランドローから出る時は、エントランスに置いてあった地元タクシードライバーの名刺に電話をして迎えに来てもらいました。

他の宿泊客は、自家用車やレンタカーを停めてるか、送迎が来てるようでした。

宿泊予約サイトでホテル情報を確認

ヴァランドローに実際に泊まった皆さんのレビューも参考になります。(高評価です!)

≫ Booking.com(ヴァランドローに宿泊が一番上に出ます)

ここから空室検索もできます。
Booking.com

Chateau Valandraud<公式サイト>※宿泊受付ページはありません

≫ この記事には英語版があります

年間6000本以上のワインをテイスティングした中から「これは!」と唸った本当に美味しい銘柄情報をお届けします。
ワイン以外にも、心を動かされたモノ、コト、お店、使えるネタをレビュー。