久々のライフスタイル ガジェットネタは、思いがけない収穫となりました。
出張や旅行に Surface Pro(マイクロソフト サーフェスプロ 5 LTE Advanced 2017モデル)を持っていく時、電源(ACアダプター)がかさばるのが悩みでした。。。
≫【関連記事】≫ 薄い財布をおすすめする深い理由
目次から読む
- マイクロソフト純正品の電源アダプターは高い!
- 電源(ACアダプター)かさばる問題
- まずSurface Proの電源(ACアダプター)を調べる
- 新技術GaN (窒化ガリウム)採用の66W小型充電器を見つけました
- 急速充電のポイントは「USB-C(TypeC)」
- USBの未来 =独自コネクタを使う電源アダプター時代の終わり
- フルスピード充電はケーブルも大事!
- USB-C から Surface 変換ケーブルを購入
- わかってない人によるAmazonレビューに注意
- USB-C から Lightning 変換アダプターも購入
- USB-C から MicroUSB 変換アダプターもあると便利
- まとめ:買ってよかった!調べてよかった!
- さらに応用:モバイルバッテリーでSurfaceを充電したい!
マイクロソフト純正品の電源アダプターは高い!
Surface Pro付属の純正アダプターは自宅用に置き、互換品を移動用に使っていました。
残念なことに、電源アダプターのようなコードと電源部が接合している製品は、コードが断線したりして壊れるたびに、電源アダプターを丸ごと買い換えないといけなくなります。
マイクロソフト純正の電源アダプターはとてもお高いので、買い換えやすい価格のサードパーティ製の互換品を使っていました。コネクタの接触が僅かにずれて通電しないことがありますが、まあ問題なく使えます。
≫ Surface 充電器 Microsoft Surface Pro 3/Pro 4/Pro 5/Pro 6/Pro 7/Pro X
互換アダプターは65W-24Wの間でSurfaceのモデルに合わせて出力を自動調整するタイプが多いです。
電源(ACアダプター)かさばる問題
ごちゃっとかさばる充電器類を見ながら、
「そもそもケーブルとコンセントプラグは1個で良いんだから、先っぽの端子を変換して使えば荷物が減るんじゃないか?」
と思いました。
「でもタブレットやノートPCにはW(ワット数)の大きい充電器が必要だし、Surfaceコネクタは特殊形状だし、スマホの充電も兼ねるケーブルの組み合わせなんてあるのかな?」
「ひょっとして、知らないだけで、すごいソリューションがあるのかも!」
調べまくった結果、、、、ありました!
まずSurface Proの電源(ACアダプター)を調べる
マイクロソフト公式サポートを検索して、上記の表から ≫ Surface電源アダプターのワット数を見てみると、
Surface Pro3~7の電源アダプターは「65Wあれば大丈夫」とわかりました。
(Surface Goは24WでOKなので、小さい充電器やPD対応モバイルバッテリーでも充電できるんですね)
W数が低いアダプターを繋いでしまうと、充電が始まらなかったり、充電量<消費量となってバッテリーが減り続けたりするので、充電器を買うときに必ずチェックする必要があります。
新技術GaN (窒化ガリウム)採用の66W小型充電器を見つけました
≫ BRAYDEN 66W USB-C & USB-A 急速充電器 GaN 窒化ガリウム採用 PSE認証済 折畳式プラグ PD 充電アダプター
★ 性能が良い!GaN採用で小型化と高出力を両立
GaN (窒化ガリウム)は、これまで課題だった「充電器の給電量を多くすると、熱が発生する&大型化する」を解決する新技術です。
従来のMacBook用60W充電器より46%も小さいコンパクトサイズです。
- サイズ:7cm(L)3.5cm(W)3.5cm(D)
- 重 量:120g
★ 形が良い!邪魔にならないデザイン
平たい(巻尺ケースのような形)充電アダプターは「差してひねるタイプのコンセント」や「高速バスの狭いコンセント」などと干渉してしまい使えないことがありますが、これは使いやすい細長形。もちろん電源プラグは折り畳み可。
最大66W出力。AC100~240Vの電圧に対応し、海外でも使用可能です。
海外ではコンセント変換プラグに繋いでさらに細長になるため、もし抜け落ちそうな時は支えを置いたり、延長コードを借りて床まで伸ばしたりすればOK。
この66W GaN充電器は、2019年秋のリリース時は7,599円でしたが、その後GaN素材を採用したUSB-C急速充電器の開発と価格競争が進み、今では2,000円台になることもありますので、こまめにセールをチェックされるとお得に買えます。
≫ BRAYDEN 66W USB-C & USB-A 急速充電器 GaN 窒化ガリウム採用 PSE認証済 折畳式プラグ PD 充電アダプター
急速充電のポイントは「USB-C(TypeC)」
≫ Anker Nano II 65W【独自技術Anker GaN II採用】「とにかく小さくてPCが充電できる」「発熱やノイズが低い」「USB-Cは一つでよい」という方にはコレ
注目のGaN (窒化ガリウム)とUSB-C規格「USB PD(Power Delivery)」を組み合わせた最新の急速充電器には「USB-Cコネクタしかない」モデルも出てきています。
なぜ充電器にUSB-Cがあることが重要なのか?
● 最大100Wの電源供給「USB Power Delivery(パワーデリバリー / PD)」
● 最大10Gbpsの高速データ通信
● DisplayPortとして映像出力可
● 上下の向きを気にせずに差し込める
● コネクタの強度がmicroUSBに比べて高い
● 端子が小さいのでスマホや小型ガジェットに使いやすい
● iPad Pro、MacBookシリーズ
● Xperiaなど多くのAndroidスマホ
● Nintendo Switch(ニンテンドー スイッチ)
● PS5
● Surface Go、Pro 7、Pro X(Surfaceコネクタと併用)
● Surface Book 2、Laptop 3
● Surface Dock 2(Surfaceに繋げる拡張ドック)
※USB-Cは「USB Type-C」「USB3.1 Gen2」「USB3.2」と書かれることもあります。正確にはType-CやType-Aは端子の形で、数字は規格の世代(バージョン)です。10Gbps以上のデータ通信や4K映像出力に対応するUSB-Cケーブル(Thunderbolt 3 互換など)は短く太く硬くなってしまうため、充電用ならPD対応USB-C 2.0ケーブルでOK。
次に買うスマホは、USB-C端子のにしたいですね。
「3ポート必要(USB-C×2、 USB-A×1)」という方にピッタリな充電器がAnkerから発売されました。
- サイズ:6.6cm(L)3.8cm(W)2.9cm(D)
- 重 量:130g
2022年2月時点で世界最小クラスの65W出力3ポートUSB-C充電器で、Anker独自の多重保護システムで長く安全に使えます。
上記のBRAYDENよりも体積が小さく、1ポートで約112 gのAnker Nano II 65Wよりも僅かに+18g重いだけという凄いヤツです。
USBの未来
=独自コネクタを使う電源アダプター時代の終わり
iPhoneに使われている「Lightning(ライトニング)」と、
Androidスマホやモバイルバッテリーなどに広く使われてきた「MicroUSB」は、
USB-Cに移行するトレンドで進行しています。
USB規格で電力供給ができるようになったことで、電源(ACアダプター)もUSB化が進んでいくでしょう。
USBに一本化されることで、配線がシンプルになるだけでなく、複数のケーブルやアダプターを買い揃えたり、持ち歩いたりする必要もなくなります。
1本のケーブルで「給電+映像出力+有線LAN通信」を実現できるということは、ノートPCをUSB-C搭載ディスプレイに繋ぐだけで、バッテリーを気にせずにPC作業を拡張できる未来がやってくるのです。
【参考記事】
エレコム公式 ≫「USB Type-C データ送信も電力供給もこれ1本の日が近づいている」
フルスピード充電はケーブルも大事!
≫ やっぱり実績のANKER製「かつてない柔軟性 優れた耐久性 シリコン素材で絡みにくい Flow USB-C 100W ケーブル 1.8m」
両端ともUSB-Cのケーブルであれば基本的に「PD(Power Delivery)対応」ですが、実は品質はピンキリなのです。
Surface Pro充電用に選ぶべきは「60W 3A PD対応」や「100W出力対応」などと明記している高品質ケーブルです。高出力が必要なUSB PD対応パソコンの充電ができます。
≫ こちらも安定のANKER製「やや細くて扱いやすい PowerLine III USB-C 60W ケーブル 1.8m」
フルスピード充電に対応したUSB-Cケーブルを元に、各種変換コネクタを揃えて、快適な充電環境を実現します。
※MicrosoftやAppleなどのメーカーが製造、ライセンス、または提供していない製品の利用による損害については、ハードウェア保証の対象となりません。
しかし、お墨付きなど無いサードパーティ製のアクセサリーのほうが、モノがしっかりしていたり、高性能だったりすることはよくあります。(iPhone付属の充電器は遅いし、ケーブルはすぐにモゲるし)
USB-C から Surface 変換ケーブルを購入
≫ Surface Connect to USB-C 電源コード 0.2M
安い変換ケーブルは当たり外れが多く、Amazonレビューにはサクラ問題もあるので、慎重に選びました。
仕様をよく比較してから購入し、私のSurface Pro 5(2017)で動作確認して一発OKだったのがコレです↑↑↑。
≫ 同じ構造の他商品のレビューでは「Surface Pro 7で使えてます」という声もあるので、USB-C充電器が60W以上なら、おそらくSurfaceコネクタ全般に使えるかと。
わかってない人によるAmazonレビューに注意
「USB-C から Surface変換ケーブル」のAmazonレビューで「全然充電できない」という低評価の中には、
・そもそも充電器の出力が足りない
・使っているUSB-Cケーブルが対応してない(片側だけUSB-C端子は非対応など)
という初歩的なクレームが少なからず混じっています。(そのため、商品名に「45W以上の充電器が必要です」等の注意書きが加筆されています)
私も今回のように自分で調べる前なら、きっと間違っていたことでしょう。
でもよく調べた結果、SurfaceとiPhoneをUSB-Cベースで充電できるアイテムの組み合わせを見つけることができたので、よかったです。
USB-C から Lightning 変換アダプターも購入
≫ USB type c to lightning 変換アダプター アルミ合金製
USB-CケーブルをiPhoneのLightning(ライトニング)端子に差すには変換アダプターが必要です。
↑↑↑この商品は5V/2.4A (12W)に対応しており、USB Power Deliveryの充電器を認識します。質感も良い◎。(充電のみ対応/データ転送は不可)
ANKERのUSB-Cケーブルのおかげか、iphone6sで問題なく充電できました。
USB-C から MicroUSB 変換アダプターもあると便利
≫ USB TYPE C to Micro USB 変換アダプター 56kΩレジスタ搭載 2個セット
デジカメやAndroidスマホ用に広く使われているMicroUSBへの変換コネクタが必要な方はこちらをどうぞ。
今後も「メインはUSB-Cだけど、特定機種はMicroUSBに差す必要がある」という場面はあるでしょうから、引き出しやカバンに備えておくと便利です。
まとめ:買ってよかった!調べてよかった!
結果的に、Surface電源アダプターの互換品を買うより高くなりましたが、マイクロソフト純正アダプターより安いだけでなく、今後コードが断線した時の買い替えもグンと安くなります。
最新テクノロジーを採用した「コンパクトな新型充電器1個」「応用が利くケーブル1本」「変換アダプターを数個だけ」と、少なくなった荷物に大満足となりました。
少し身軽になった未来が楽しみです。
さらに応用:モバイルバッテリーでSurfaceを充電したい!
≫ CLIENA モバイルバッテリー 20000mAh 101W(65W+18W+18W) USB-Cケーブル付属
USB typeC対応のモバイルバッテリーを使えば移動中の電車やカバンの中でもノートPCを充電できるなんて、すごく便利な時代になりました。もちろんスマホやタブレットの充電にも兼用できます。
しかしモバイルバッテリーはあまりにも種類が多く「USB PD対応 大容量」と検索しても、ゴロゴロ出てくるのは出力性能が昔ながらの「5V / 2A」や「MAX18W出力(スマホやSwitch用)」が多いので注意が必要です。
コンセントがない場所でSurface Proを充電するには「USB-C PD対応 45W以上(Surface Pro 7は60W)15V対応」の高性能モバイルバッテリーが必要なので、価格と軽さのバランスに優れた上記↑↑↑のCLIENA(クリエーナ)か、下記↓↓↓のCIOのSMARTCOBYがベスト バイです!(2021年9月時点)
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