ローズ ド ジャンヌ「ラ ボロレ」に感動

シャンパンで近年最大級の賛辞を集めているのが「ローズ ド ジャンヌ」です。

「新世代の天才」「魅惑的でゴージャス」「うっとりするほど完璧」と称えられる最高の職人が造りだしたシャンパンです。

ローズ ド ジャンヌのラインナップを並べて味わうディナーに参加した際に、キュヴェの中でも特にLa Boloree / Roses de Jeanne<ラ ボロレ/ローズ ド ジャンヌ >に感動しました。

ローズ ド ジャンヌの衝撃

ローズ ド ジャンヌのオーナーCedric Bouchard<セドリック ブシャール>氏は、2000年が初ヴィンテージと新しい生産者ながら、いきなり高評価を獲得してマーケットに名を轟かせました。

2005年 最優秀若手シャンパーニュ生産者 /レヴー デ ヴァン ド フランス誌

2007年 最優秀シャンパーニュ生産者   /ギド フルール誌

2008年 最優秀シャンパーニュ生産者   /ゴー ミヨ誌

以降、彼のシャンパーニュの人気はますます高まっており、少量生産ゆえに世界中で取り合いになっています。

La Boloree<ラ ボロレ>が凄い

東京 白金高輪のフレンチレストランOREXIS<オレキス>で開かれたローズ ド ジャンヌのマリアージュディナーで、5つのキュヴェを飲むことができました。

その中で最も感銘を受けたキュヴェが「ラ ボロレ」でした。

これはとんでもないシロモノで、お宝としてストックしたいと思いました。

香りはシャープな印象なのに、味わいはふくよか。

柑橘系のジューシーな旨味と、純度の高いミネラルの輝きが散りばめられており、まるで精緻なステンドグラスを見るような鮮やかさ。

ジャック セロスとはスタイルが違いますが、ビオらしい天然酵母や土壌を感じさせる複雑味。

それで品種は、なんとピノ ブラン100%!

シャンパンではマイナーな品種でこれほどの味わいを・・・。

世界中の愛好家が狙っているのも頷けます。

「ピュア」「素晴らしく洗練されている」と言われるローズ ド ジャンヌの中でも、パーカーのコメント「爆発的で万華鏡のような」スタイルがよく出ているのがこの「ラ ボロレ」だと感じます。

フランス リヨンでも飲みました

美食の街リヨンでも「ラ ボロレ」に出会うことができました。

Restaurant Takao Takano<公式サイト>

旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」でリヨンのフレンチ評価1位になったこともある、凄腕日本人シェフのお店です。

事前にワインリストを見ていて「ラ ボロレがある!」と狙って訪れました。

2009VTのローズ ド ジャンヌ。ラ ボロレの表記は裏ラベルに。

日本人シェフの繊細で旨みのある料理にピタリと寄り添うマリアージュでした。

ワイン通販ショップで18,000円台~

ラ ボロレは「現地でも見つけることが難しい」とも言われるレアものですが、探せば日本のワインショップで見つけることができます。

在庫が無くなるのが早いため「20,000円以下で見かけたら買い!」ですよ。

>ラ ボロレ/ローズ ド ジャンヌの通販在庫を安い順に並べてみました

他のキュヴェも個性派揃い

ラ ボロレは予算的に・・・という方におすすめなキュヴェが、「コート ド ヴァルヴィレーヌ」です。

マリアージュ ディナーでは、最もコストパフォーマンスに優れたキュヴェだと感じました。

香ばしいナッツのニュアンス、極細かい泡だち、味わいはキリリとシャープで、とにかく綺麗。

プレステージ シャンパーニュの方向性として濃さや強さや樽のリッチさで押すのではなく、ローズ ド ジャンヌ独特の美点である「ピュアさ」にシビれます。

ローズ ド ジャンヌはこだわりの材料と独自の手法で仕立てられることから「オートクチュールのシャンパーニュ」と表現されます。

このキュヴェを飲むと、ファッション デザイナーが布地や服飾素材などを厳選して、最高の組み合わせで唯一無二の作品を造り上げたオートクチュールに例えられる意味がよく判ります。

>コート ド ヴァルヴィレーヌは10,000円前後で見つかりました

また他にも、ワイン・アドヴォケイト誌が「2016年 ベスト・シャンパーニュ 3銘柄」に、ブラン ド ノワール の「プレスル/ローズ・ド・ジャンヌ」を選んでいます。

個性的なキュヴェが揃っていて目移りしてしまいますが、ローズ・ド・ジャンヌの中から自分の好みに合うものを見つけるのも楽しい。

>プレスルも珍しいキュヴェですが通販で見つけました

ローズ ド ジャンヌをレストランで飲む


マリアージュディナーでご紹介したフレンチレストラン「OREXIS」は、オーナーソムリエの春藤氏がセレクトした極上のシャンパーニュが揃う名店です。

春藤氏は以前からローズ ド ジャンヌを高く評価されており、仕入れルートもお持ちなので、予約時にリクエストすれば手を尽くして用意してくれるかもしれません。

きっとシャンパン用フルートグラスではなく、ワイングラスで出してくれます。そのこだわりを聞きながら飲むと、より深くローズ ド ジャンヌを味わうことができるでしょう。

>OREXIS<オレキス>の予約可能なコースを見る