クロ ヴィルジル 生産者を訪ねて

2016年春にシャンパーニュ地方を廻り、Clos Virgile<クロ ヴィルジル>の生産者であるVirgile Portier<ヴィルジル ポルティエ>に伺いました。

セラーや畑をご案内いただき、日本未入荷のキュヴェもテイスティングし、非常に有意義な訪問となりました。

中でも、やはりクロ ヴィルジルは別格でした。

クロ ヴィルジルとは

ヴィルジル ポルティエは、シャンパーニュの17のグラン・クリュ村のひとつ、ボーモン シュル ヴェルのぶどう栽培家ポルティエ家が、1924年に同村に設立したRMです。

看板作品の「クロ ヴィルジル」は、メゾンの裏手にある0.24ヘクタールのモノポール畑「レ ゼクルヴィス」のぶどうから、良い年に限り1000本程度造られるミレジメです。

尚、「エクルヴィス(単数形)」は「ザリガニ」の意味で、このメゾンのシンボルマークとしてラベルにもデザインされています。

ボーモン シュル ヴェル100%のシャンパンはあり得ないほどに珍しく、これ以前に飲まれた方は、おそらくどなたもいらっしゃらないと思います。

よほどの専門書をあたらなければ、情報もほとんどありません。

ぜひご自身の舌で確かめていただき、シャンパーニュ文化の歴史に一歩を加えていただければと思います。

/輸入元「ヌーヴェル・セレクション」さんの資料より

 

ヴィルジル ポルティエを訪問

ランスから南東へ。門にザリガニのマークがあります。

ポルティエ ファミリーのお出迎え。

ジェロームさんに地下セラーを案内していただきました。

ルミアージュ中のクロ ヴィルジル 2013。出来上がるのは2017年頃か。

クロ ヴィルジルの畑は本当に小さく、まるで庭のようでした。生産量がいかに少ないか、ひと目でわかります。

「Clos」の名の通り「塀」で囲まれており、家庭菜園のように大切に守られているのを見て、「ここから少量生まれたシャンパンが、はるばる日本までやってくるのか」と感慨深く眺めました。

トップ キュヴェ クロ ヴィルジルの2009と2012をテイスティング。ラベルデザインが変更されていますね。

どちらも共通して力強く、木樽のニュアンスがあり、複雑でコクのある味わいです。

他の中価格帯ラインナップと比べると、やはり別格の出来です。

2012年の生産量は、なんと700本のみとのこと。ロマネ コンティが約6000本ですから、希少にもほどがあります。

もともと収穫量が少ない上にトップキュヴェの品質にこだわったそうで、これまでの年よりもさらに少ないとのこと。

 

クロ ヴィルジルが選ばれる理由

2014年頃にクロ ヴィルジルを試飲会で見つけた時には、どちらかというとマニアックな銘柄なので、まさかバイヤー間で取り合いになって初回の日本入荷分が即完売するとは思いませんでした。

それだけインパクトのある掘り出し物だったということです。

試しにメールマガジンでお客様にご紹介したところ、複数購入される方が続出し、シャンパン通へのギフトにもお使いいただきました。

味にプレミアム感があり、ほど良い奥行きと複雑さ、非常にクリーミーな泡で、メタル製ラベルに負けないゴージャスな仕上がりです。

名高い「クロ デュ メニル」や「クロ ダンボネ」など、シャンパーニュ地方でクロが付く特別区画は20ほどしかなく、なかなか手に入れることができません。

有名ブランドシャンパーニュのトップキュヴェに負けない味わいに反して、リーズナブルな価格というのも高評価ポイントです。

一度手にとってご覧になれば、プレミアム感にご満足いただけること、間違いなしです。

  • 希少性
  • 特別感のあるメタルラベル
  • 高級シャンパン特有のコクのある味わい
  • あまり出回っていない、知る人ぞ知る掘り出し物
  • 味のグレードに反してリーズナブルな価格

どれをとっても、MUSTBUY<買わなきゃ損>の逸品です。

楽天で8,000円前後で見つけました。いずれのショップも在庫僅少です。

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